まとま

腐女子で夢女子の芸術が好きなオタク

『金魚繚乱』を読みました。

明治から昭和にかけて活躍した岡本かの子の作品らしいです。

面白かったです。金魚屋に産まれた主人公と綺麗な女の人のお話です。

主人公は小さい頃、その女の子をいじめていたのですが、(好きな子はいじめちゃうというやつ)すっげえ女の子綺麗になって主人公は恋い焦がれるというか執着する…

主人公は女の子のような綺麗な金魚を作ろうと物凄い執着を見せます。女の子も主人公の事が実は好き……?みたいなことを匂わせるのですが、変わった考えの持ち主のようで、家に決められた結婚をし、主人公にいい金魚を作って欲しいと度々言うのです…。

私は、金魚が好きなのでこの作品が目に留まったのですが、男の人をこんなにリアルに描かれた小説は初めて読みました。男の人を強く、生々しく、ずるく、弱く描かれていました。

金魚はいいですよね。めっちゃ好きです。

いつか養魚池行って金魚見るんです。